今までプロペラがあった場所は、2年2組の子供達がきれいにしてくれました。
茂呂小所蔵のプロペラですが、戦前は講堂の壁にかけられており、戦後は講堂の屋根裏にあったことがわかっています。戦前には、国威高揚などを目的として、軍関係者や地元関係者から小学校に戦争に関係するものが寄贈されることがあったようです。戦後、これらのものはGHQの指令や学校関係者の判断で多くは廃棄されたのですが、本校の木製プロペラは隠されるようにして講堂屋根裏に置かれました。茂呂地区の年長の方達に伺ったことによれば、こっそりと講堂の屋根裏に登り、プロペラを触ってくることが、当時の子供達の冒険になっていたようです。平成29年の夏にプール横倉庫に雑然と置かれていたのを再発見し、貴重なものであることから説明と共に渡り廊下に置き、子供達の目に触れるようにしました。一方で、保管する場所としては適切ではないことから受け入れ先を探していたのですが、赤堀歴史民俗資料館のご好意により、寄託ということで受け入れていただけました。
平成30年4月(約2年前)の新聞記事です